性的接触を嫌うあなたは悪くない【精神的恋愛と性的少数者】

性的少数者の一種?性的指向としての「異性恋愛にはあこがれるが、性的接触は嫌い」という人

こんにちは、ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

世の中の95%以上の人は
・恋愛対象として異性を選び
・性行為を含む性的接触に喜びを感じ
・結婚し
・自分の血を分けた子どもを持つ
ことが最大の幸せだと感じています。

しかし昔から一部の人はこれらのどれにも違和感を感じてきました。
20世紀の半ばくらいまでは、それでも世間の圧力が強すぎたため、
そうした人々も仕方なく結婚し子どもを産み育ててきました。

21世紀になった現在では、結婚や出産への強制力は
まだまだあるものの、以前よりは弱まり、
結婚したくない人は仕事に打ち込むなどして、
結婚適齢期をやり過ごすことも可能になってきています。

(まあそれでもまだ、せっかく独り身で生きてきた男性に
「男やもめは老後がみじめだよ、●●さんの娘は後家だけど、
嫁にもらって、世話してもらったらどうだ」
などという、極めて失礼な話をもってくるおせっかいな人が
いまだにいますが。)

精神的恋愛だけしたい女性

しかし、本当に人付き合いが面倒でしかない、という人も
少数ですが、存在します。
そして、緩やかな異性づきあいは時々もちたい
という人も、少数います。

たとえば同性とはまた違った
視点を与えてくれるので刺激になったりするからです。
淡い恋愛感情も気分を高揚させてくれるので快感です。
特に女性にこの傾向がみられやすいように思います。

男性は、たとえ引きこもりに近いほど対人関係が苦手でも
性的欲求はかなりあるので、女性と知り合ったとたん、
やはり恋愛を進めて、その先に性行為を・・・
となりやすいからでしょう。

それに比べて女性の場合は、もっと精神的な感情だけで
恋愛を続けたい場合があります。

よく、ティーンエイジャー向けの青春小説や
少女コミックで、あくまでも精神的な恋愛感情にあこがれ、
それを叶えてくれるイケメンの男子が登場して
ヒロインをお姫様のように大切に扱ってくれる、
という作品があります。

身体的接触があるとしてもせいぜい手をつなぐとか
ハグするとか、たまに軽いキスをするとか、
そういうレベルです。

性生活の真実という、重くて刺激の強すぎる領域に
立ち入らずに済むので、安心感があるのです。

まあ、これ自体は恋愛感情に目覚め始めた思春期に特徴的なもので、
多くの人が経験し、やがて通過していって、
身体的性欲も含めて受け入れていきます。

性的接触を嫌う理由

しかし一部の人は、いくつになっても精神的恋愛だけで
やっていきたい、という人がいます。

そしてそういう人ではかなりの割合で、
幼少時の家庭環境が劣悪で、そのせいで
性的なことを嫌悪するようになってしまった、というものです。

典型的には父親や兄に性的虐待を受けた場合ですが、
他にも、両親の仲が悪く、母親に
「男なんて性欲ばかりで、女の気持ちを大事にしれくれない」
と繰り返し愚痴られた場合などです。

しかし中には生まれつきの気質、つまり遺伝子によって
性的接触に魅力を感じない、それどころか感じるのは嫌悪ばかり
という人も一定数いるのです。

「いや、それは自然の摂理に反している。治すべきだ!」
という思想がいまだに残っていますが、大きなお世話というものです。

「キムチ嫌いは異常だ」?!

ここで一見、話題がとびますが、理解を深めるために
役立つと思われるので、以下のたとえ話をしますね。

たとえば韓国では、毎日三食、激辛のキムチばかり出てきます。
ほかのどの料理も唐辛子味です。
日本人のほとんどは、韓国に行くと、キムチに早々に食傷して
まともに食べられなくなる、と聞きます。

現代ではもちろん、韓国人のほうでも
「世の中にはいろんな食文化がある」と知っているので、
日本人がほとんどキムチに箸をつけられなくても
「ああ、またか。お気の毒さま」
と思うだけでしょう。

しかし昔のように国際的な交流がほとんどない時代に、
もしも日本人がいきなり韓国に現れて、
現地の食事しか手に入らなかったとしたら、どうでしょう?
キムチを拒否し、どんどんやせていく日本人をみて
「変人だ、非常識だ」と思ったことでしょう。

LGBT以上に仲間に出会いにくい

性的嗜好も同じです。
最近では同性愛や性同一性障害などについても、
以前よりは世間で知られるようには なってきていますが、
まだまだ少数派。

LGBTつまりレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー
についてはマスメディアも少しずつ報道するようになったので
知る人も増えているでしょうが、それに比べて
「異性は好き、でも性行為は嫌い。精神的恋愛だけしたい」
という嗜好の人たちがいることは、おそらく当人以外は
気づいている人は、ほぼいないでしょう。

かつてのLGBTと同じく、この「精神恋愛好き」の人も
普段はそんな話をしないので、周りが気づくことはないのです。
たとえご近所や、同じ職場に同類がいても
お互いにそのことに気づくきっかけもないですし。

なのでそういう人は、親しくなった本当に信頼できる友人に
ちょっとだけそうした嗜好について話題にし
「あなたはそういうのをどう思う?」
と訊いてみるのが良いでしょう。
相手が嫌悪感を見せるようなら、二度と話題にしなければよいのです。

この「精神的恋愛だけ好き」という人はおそらく人口の1%も
いないでしょうから、なかなか同好の士を見つけるのは大変でしょう。

マッチングアプリのメリットとデメリット

幸い、現代はさまざまな出会いのためのマッチングアプリもありますので、
興味本位とか、遊び目的とか、結婚がゴールといったものは避けて
自分の考えをはっきりさせた上で、会員になるのも
一つの方法かもしれません。

具体的には、メンタリストDaiGo が監修している「ウィズ」というアプリが
一つの可能性だと思います。
もちろんこのアプリも、世の中の99%を占める恋愛結婚をめざす人の
ためのものなので、苦労するとは思います。

しかし他の出会い系アプリと違って
「自分がどんな価値観をもって生きているのか」という部分で、
アプリがあなたに合いそうな候補者をリストアップしてくれるそうです。

なので、自分のプロフィールに、まあ表現は工夫したほうが良いですが、
自分は性的関係が苦手で、精神的な恋愛重視でいきたい、ということを
最初から書いておいたほうが良いでしょう。

ただ何度もいいますが、精神的恋愛だけほしいという人はまれなので、
そのように自己表現しても、送られてくるメッセージの99%は
勘違いや思い込みはなはだしいものとなるでしょう。

たとえば「かわいそうに、今までの男たちは、性の喜びを
教えてくれなかったんだね。大丈夫、僕が教えてあげるから」
といった勘違いな人とか、
「何を聖人君子ぶっているんだ。そんな綺麗事ですむわけないだろう」
と、勝手に怒りをぶつけてくる人です。
そんな人達がほとんどでしょう。

しかしネットのよさは、リアルな、つまり普段の日常生活に比べて
母数が圧倒的に多いことです。
「数撃ちゃ当たる」という原理を思い出して、
ネガティブメッセージは即刻ブロックしながら、我が道を歩んでください。

そうすれば、ごくまれに
「自分もそういう考えです。一度じっくり話し合ってみたいです」
というメッセージもくるでしょう。

出会えた候補者の見極め方

ちなみにその際のコツは、すぐにリアルで相手に会わないことです。
最低数回以上は、お互いの価値観を理解するための
コミュニケーションをしましょう。
しかもテキストつまり文字だけで行なうのがポイントです。

ビデオ電話すると、対面で会った場合と同様に、相手の外見に
引っ張られてしまい、お互いの内面を確かめるモチベーションが
低下してしまうからです。

何回か文字でやりとりしたあとなら、電話で音声のみの
会話をしても良いでしょう。

同じ性的嗜好の人で、しかもそれ以外の価値観や好みも合う人を
見つけ出すのは、かなり根気の要ることです。
なので、一生をかけたプロジェクトだと肚(はら)を決めて、
気長にとりくみましょう。

もちろん、それだけを目指して行動しようとすると
日々の暮らしが苦しくなってしまいますから、
毎日自分がマイペースで楽しめる活動をしながら、
そして同性の友人と会話を楽しんだり、
仕事に打ち込んだりして、それと平行して
出会い活動を続ければ良いと思いますよ。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。