第1章 あなただけの「ベストスピリチュアルブレンド」となる       価値観・人生観を作るための基礎知識

1)あなたのスピリチュアル度チェックリスト

もしもあなたが、ガチガチの「唯物論者」なら――
つまり以下のような世界観・人生観を持ち、
それに心から納得できているなら、
本書のようなものは読まないでしょう。

唯物論者の視点とは、以下のようなものです。

・生まれてきたのは偶然によるもので、人生に特に意義(意味)はない

・人生は偶然で幸不幸が起きるので、個人としては起きたことは受け入れ、
 できるだけ次に活かすように心がけるべきだが、
 それ以上のことはできない。

・死んだら身体が朽ちるだけでなく心(意識)もなくなるので、
 人生は今生きているこの1回のみである。

・したがって、もともと存在しない「人生の意味」を、
 各自が気づいた時点からそれなりに自分で

 工夫して作り上げ、残り数十年を精一杯充実させて 
 生きていくしかないし、それで十分だ。

こうしたドライな考え方で気持ちが納得し、
今日も、そしてこれから死ぬまでの期間もずっと
落ち着いて過ごせるなら、もちろんそれで良いのです。

実際、一定数の人はこの考え方で幸せに生きているのでしょう。

しかし自分をそれまで「科学的、理論的」だと自認し

「生まれてきた意味なんて最初からないが、だからこそ
自分なりに工夫して生きる意義を作り上げていくのだ。
それこそが人生の意味だ」

といってきた人でも、中年期から老年期に移っていき
次第に「死」が
間近なことを感じるようになると
落ち着かなくなったり

もう少し別の、
もっと自分を安心させてくれる考え方を
探し回ったりするようです。

You Tube などで何十万人あるいはそれ以上の
視聴者をもつインフルエンサーでも複数、
最近そうした発言をポロリとした例があることを、
私は記憶しています。

あるいは(これは唯物論者なら必然的にそうなるでしょうが)
科学技術・医療技術の進歩を
待ち焦がれ、
最新アンチエイジング技術を取り入れたという
サプリメントや化粧品などを
高額で購入し続け、
老化を防ごうと一生懸命になります。

もちろん実際にここ数十年の抗老化医学の進展は目覚ましいので、
それらを真っ先に取り入れて
自ら「人体実験」し
成果を手に入れ、フォロワーに情報提供するのは
それはそれで素晴らしい社会貢献でしょう。

しかしその言動の根っこには、唯物論者なら
必然的に逃れることのできない虚無感があるはずです。

なにしろ
「人生は偶然で始まり、偶然のできごとで続き、
特に意味もなく終わり、その後は何もない」

という人生観に、あきらめからではく
心から安らいで嬉々として受け入れられる人など、
めったにいないと思われるからです。

・・・

それでも、例えば江戸時代までは家族や親戚、地域共同体が非常に強固で、
人はそこにがんじがらめに拘束されて息苦しい思いをしつつも、
同時に複数の人達からリアルタイムで物心ともに
支援を受けることができていました。

このおかげで妊娠出産や病気など健康管理面でも、
子育て面でも、人間関係の持ち方の面でも
「正しい」とされるやり方を日々教えてもらうことができ、

それに沿って生きている限りは、とりあえず周囲に適応でき、
それなりに実りある人生を送ることができました。

明治維新を経て価値観がガラリと変わったり、
特に第二次世界大戦後は核家族化・都市集中化により各家庭が孤立し、
特に1人でずっと育児に携わらねばならなくなった専業主婦の
心身の不調が問題になり始めたりもしましたが、

それでも昭和30~40年代までは
戦後の急速な経済復興に国民がエキサイトしていたので、
心の内面のあり方だの、人生観などは
考えなくても済んでいました。

しかし1991年頃からのバブル経済の崩壊、
1995年の阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件、
2001年のアメリカ同時多発テロ事件、さらには
2008年のリーマンショック事件、
2011年の東日本大震災と
続き、

特にバブル崩壊以降は30年近くに渡って日本で慢性デフレ経済が続き、
日本国民の自尊心がかなり低下してきました。

政府の金融政策で一時的にテコ入れして
無理やり少し景気改善が演出されましたが
本質的な復活がないまま、

今度は2020年年明けからは中国から発し
全世界を経済的に封鎖に追い込んだ
「新型コロナ感染」の影響で、
2020年8月現在、
国内外で
多数の失業者や倒産会社が発生し続けています。

大事件や災害が起きると、国レベルそして世界レベルで
何が最も大事で欠かすことができないか、
といった価値観の優先順位が急激に変わります。

2011年の東日本大震災後は
国民の防災意識が高まっただけでなく、
他者と助け合う
「絆」を大切にしよう、
という気運がずいぶん強まりました。

そして今回のコロナによる外出自粛要請で、
リアルに他人と会う機会が大幅に減り、
そのぶん、よくも悪くも家族と向き合う必要に迫られ、
それまで見ないで済んでいた真実が明るみに出た人もいます。

東日本大震災のときもそうでしたが、
それをきっかけにさらに理解と愛情が深まった家庭と、
離婚や別居に至った家庭が出ています。

このように大きな出来事があると各自の認識が変わり、
その結果として、
惰性で続けていたもの
(生活パターンや仕事、結婚を含めた濃い人間関係)
を断ち切って
新たな生活に飛び込む、
といったことも起こりがちです。

しかしもともと確固とした人生観・世界観を持っていた人は、
外側で何が起きようとも
過剰には動揺せずに済みます。
とはいえ、それほど安定した人生観を
持てている人は少数派でしょうが。

あなたの人生観のスピリチュアル度
チェックリスト

さてここで、あなたの「スピリチュアル度」チェックリストを
挙げておきます。

といっても特別なことではなく、前述した
唯物論者とはある程度距離を置いた、しかし
スピリチュアルにどっぷりハマってしまって
自分では何も考えられないような人とも違う、

ほどほどに理性的・論理的だが、
同時に直感や感情にも理解があり、
それを活用できるゆとりがある人、そして

人智を超えた何かの存在を一応受容してその導きに
(直感に従う、といた方法を用いて)沿って、
最善の行動の選択をできる、というものです。

【あなたの人生観のスピリチュアル度チェックリスト】

・人生は偶然だけで成り立っているのではなく、
 何がしかの意味もあるのではと思っている
(あるいは、そう希望している)。

・人間の知識は限られているので、
 現段階で科学や医学ではまだ認められていない、
 確認されていないことでも全否定はせず、一応可能性を考慮したり

「現時点ではまず無理だろうが、やがては
証明される事実となるかもしれない」
こととして、心の片隅に保留しておくことができる。

・特に信仰心まではないとしても、神社仏閣に参拝したり、
 自然の偉大さに感動したりするのは好きである。

・理由はわからないが、「自分よりも大きな何か」に
 守られたり、導かれているのでは、と感じたことがある。

・理由はわからないが、出来事や他人に感謝したり、
 ポジティブに受け止めるように心がけた方が、
 結果的に実際に物事が上手くいくと感じる。

これらは、あなたがどのくらい、人生上の
表面的な浮き沈みや出来事に翻弄されずに済みそうか
みるリストであるともいえます。

リストをみていただくとわかりますが、
真に「スピリチュアル」であるとは決して
特定の宗教教義を信じたり、宇宙人や守護霊の
メッセージを盲信したり、占いに全面的に頼ったり、

他人の「オーラ」を見たり、
テレパシーや遠隔透視をできることではありません。

ただ、今の人生を生きている一個人の人格だけが「自分」ではなく、
もっと広義なものかもしれない、
たとえ数%程度でも可能性を否定せず
心にとどめながら生きている姿勢なのです。

次回の記事では、自分が基本方針にできる
人生観や哲学がないせいでニセスピリチュアルに振り回され、
人生の進み方を間違えてしまいがちな
典型的な2種類の誤解について、
事例を挙げながらお伝えします。

一時期ベストセラーになった「水からの伝言」についても
どこが間違っているのかの説明もありますので、
ご関心のある方はぜひお読みください。



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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。