この記事は アートセラピーについて から引き続く記事ですので、
上記記事を未読の方は先にそちらをお読みください。
目次
色を使って自分を癒す方法
(1)無心に描く、塗る
自己を癒やすために、絵画療法の特別な理解は必須ではありません。
自分で好きな絵や落書きを書くとか、塗り絵をするとか、
好きな色ペンで模様や適当な線をなぐり書きする、
好きなマーカーやクレヨン、パステル、絵の具で「なぐり塗り」する、
といったことをするだけでも、その作業に集中しやすく、
ということは一種の瞑想状態に入っているため、
描いている最中およびその後には、描く前とは違った
気持ちや感覚を感じられることが多いでしょう。
最初はハガキサイズのカードや小さなスケッチブックからで良いですから、
気が向いた時に、何かを描いたり、塗ったりする時間を設けることをお勧めします。
色や位置の意味するものについては、ブログのカテゴリー
「深層心理アートの要素」
でより詳しくまとめていますので、ご参照ください。
<参考図書>
(2)イメージワーク
①色のシャワーを浴びる
数分間のイメージワークをすることでも、リラックスや癒やしの感覚を得ることができます。
一人で静かになれる場所を確保し、椅子に座り、目を閉じます。
数回深呼吸後、通常の呼吸をします。
そして、その時に最も浴びてみたいと思う色を選びます。
前述の記事や書籍で色の意味を学んだ人なら、目的に応じた色を浴びても良いのですが、基本的には直感で選んで構いません。
その瞬間に、最も浴びてみたいと感じる色を選びます。
そしてその色の、明るくて純粋で透明感ある、暖かな光としてイメージしてみます。
そしてその光が頭上から降ってきて、自分の全身に降り注ぎ、
浄化してくれると、想像します。
これを気が済むまで数分間、行ないましょう。
②チャクラの浄化
人には頭から股間にかけて、7つの「チャクラ」という、
エネルギーの出入り口があると、スピリチュアルな世界ではいわれています。
チャクラを初めて知る人は、1度は図を見ておいたほうが
この後の話を理解しやすいので、ネット検索してみましょう。
また、ごく簡単で良いので、各チャクラが意味するとされる
機能・役割もチェックしましょう。
例えば第1チャクラは「肉体性」「大地との結びつき」ということから、
「この世での生活の基盤」といったテーマがあります。
大体の感じがわかったら、次に進みます。
以下の動画で、イメージワークに入りましょう。
いかがでしたか?
気づいた方もおられるかもしれませんが、
イメージワークの中で出会った7つの物は
あなたの7つのチャクラに対応しています。
それらの物が色鮮やかで生き生きしていればいるほど、
現在のあなたのそのチャクラは健康的で活性化しています。
もしも色がくすんでいたり、破れていたり欠けている、
あるいは荒れた感じがあった場合、
現在のあなたのそのチャクラが疲れているとか、バランスを崩している、
ということを象徴的に表していますので、
念入りに浄化するのが良いでしょう。
大半の人は第1チャクラが多かれ少なかれ、汚れた感じになっています。
これは、日々の生活を送る中で、どうしても様々なネガティブなエネルギーを受け、それを取り込んでしまうからです。
それはイメージワークの中では、赤い絨毯の色が黒ずんだり、くすんだり、汚れていたり、毛足が擦り切れているといったことで象徴的に表現されています。
また人間関係や愛を信じられないという気持ちが強い人は、
第4チャクラ、すなわちハートのチャクラが傷ついています。
その様子は、草原の状態に象徴的に現れているでしょう。
例えば草原の草の色が弱々しかったり、枯れかけている草が目立ったり、
あるいは草がなぎ倒されている、といったイメージです。
イメージワークの終わりに行なった
「光のシャワーを全身に浴びる」
ということだけでも、かなり浄化され癒やされた感覚、リラックスできた感覚を感じられたと思います。
さらに特定のチャクラを浄化したいという場合には、例えば
「黄金色の光のシャワーで、チャクラの漏斗(ろうと)型の部分を洗浄する」
といったイメージワークをつけ加えると、より「スッキリした感」を得られるでしょう。
この追加のイメージワークは、ちょっとした時間(といっても1人静かになれる状態を数分間は確保していただきたいですが)をとって
深呼吸するなどしてリラックスした後、目を閉じ、イメージの中で
そのチャクラを洗う、といった部分的なワークでもOK です。
大事なことは、日常生活を送りながらも時々
「自分の今のエネルギー状態はどうかな?」
と自分の体調や気分に意識を向ける習慣をつけること。
そうすれば、オーバーワークになったり、何か(食べ物、アルコール、買い物、人間関係e.t.c.)に依存したりという、バランスの崩れた状態に
入り込みにくくなり、仮にに入り込みかけても早く気づけるからです。
定期的にこのチャクラ浄化のワークをしてみてください。
チャクラが浄化されていくにつれ、ワークの中で登場するそれぞれの物体の色が明るく、美しくなっていくことに気づくでしょう。
ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。
ーーーーー
※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。
コメントを残す