メンタル不調を治すために開発された栄養療法の内実

メンタル不調を治すために開発された栄養療法【ノーベル賞受賞者がコラボし、半世紀以上成果を挙げ続けた療法】

「身体からアプローチして心を癒やす、楽になるための方法」
の第2弾として今回は、
「心に効く栄養療法」というテーマで、お話ししたいと思います。

精神症状を治すために精神科医が開発した専門の栄養の効果とは
【精神疾患治療が目的だった】

この、精神症状を改善する栄養療法は、カナダの精神科医
エイブラム・ホッファーと、ノーベル賞を2度も受賞した天才生化学者
ライナス・ポーリングがタグを組んで開発したものです。

1950年代に発表されましたから、もう60年以上の実績があります。

で、ホッファー博士はもともとは農業分野で栄養素の研究を専門とする
生化学者だったのですが、ビタミンB群の研究をするなかで
「この理論からいくと、さまざまな精神症状の改善に有効なのではないか」
と考えるようになり、実際に周りの人達に提供してみたところ、
確かに効果が見られることがわかりました。

なので「これは使えるなあ」と思ったのですが、一研究員の自分が
いくら助言しても周りにはなかなか信じてもらえないだろう、
耳を傾けてもらえないだろうと予想できたので、

その後改めて医学部に入り直し、医師となり、精神科医として
自分の患者さんたちにこの栄養療法を勧めるようになっていったのです。

で、この栄養療法の優れているところはどこかというと、
まあ一般に栄養療法というと、食事で栄養バランスをとって
体調を整えることで、それによって間接的に
精神状態もやわらぐかなというイメージに取られがちだと思いますが、

この栄養療法は、もともと精神科医であるホーッファー氏が
本格的な精神症状を治すために開発したものなんですね。

例えば統合失調症の幻覚妄想とか、重症のうつ病症状とか、
そうしたものを治すために開発しました。

ですのでいわゆる向精神薬と同等かそれ以上の効果で、しかも
かなり早いペースで症状が改善していくのを
私自身も経験しましたし、
患者さんの沢山の臨床例でも経験しています。

この栄養療法を受けるには

で、この栄養療法は、正式にはオーソモレキュラーメディスン
日本語訳では分子整合栄養医学に基づく栄養療法、ということになります。

そしてこれを正式に行なっている医療機関は国内ににいくつかあって、
その代表が新宿溝口クリニック、そして新宿OP廣瀬クリニックです。
ちなみに廣瀬クリニックは本院が茨城県水戸市にあり、
運動療法のための本格的なキックボクシングジムまで備えています。

運動療法の効果ですが、
運動中は余計なことを考えることから離れられるので
それ自体が絶好の気分転換になるだけでなく、運動によって
脳の「神経成長因子」という一種の脳内ホルモンの分泌が増えるため
実際に脳機能が改善し
記憶力や集中力、判断力、楽観性が上がり、
対人コミュニケーション力まで改善することがわかっています。

で、これらのクリニックでは70項目以上に及ぶ詳しい栄養解析用の
血液検査結果に基づき、栄養療法用の、医療に耐えうる品質の
サプリメントの処方を受けられます。
もちろん食事指導もあります。

良質なサプリを探す法【適当なサプリは効かない】

それに対して、市販のサプリや、通販で適当に見つけたサプリを
買ってしまうと、それらのサプリの品質は不明なので、
のんでも効かない確率がかなり高いです。

実際、新宿溝口クリニックの溝口先生も当初は、患者さんの
金銭的負担を考えて、患者さん自身でサプリを探してのんでみるよう
助言したそうなのですが、そうすると医療用サプリをのんだ患者さんに
比べて明らかに自覚症状も、血液データも改善しにくいことを
繰り返し経験しました。

これは何から違いが出ているかというと、
サプリの品質の違いからなのです。

サプリメントは、法律上の分類は「食品」となります。
なので、食品として人体に害をなさなければ、
法的には問題なく流通できます。

医薬品ならば、原材料のみでなく、出来上がった製品の時点でも
品質チェックされ、それがラベルで表示されている通りの内容を
満たしているかが確認され、満たしていなければ販売できませんが、

食品の場合には、原材料の時点で栄養素の種類とmg 数が確認されれば、
出来上がった製品ではたとえラベルより大幅に栄養素が減っていたり、
なくなっていたり、変質して別物になっていたとしても
フリーパスしてしまいます。

なので、製品のパッケージに貼られているラベルでいくら立派そうな内容が
書いてあっても、内実は不明、というサプリが大部分なのです。

とはいえ、最初から高額な医療用サプリを買う余裕はない、という人のために、この動画の下の概要欄には一応、アメリカの――そして日本でも
人気のサプリの通販サイトへのリンクも載せておきます。

というのも、アメリカはそれでも、サプリとはいえ、
日本よりは品質が良いものが多いからです。

この理由は、アメリカは日本と違って公的な医療保険がなく、
例えば盲腸の手術をするだけでも数十万から数百万円もかかってしまう
世界だからです。

庶民には到底無理な金額なので、だからこそ各人が本気で
病気を予防するための良いサプリを探し出してのんでいます。
ということはそれを提供するサプリ会社も収益を得られるので、
がんばって良いサプリを作ろうとするわけです。

なのでこうしたサイトを上手く活用しつつ、でも根本として重要なのは
やはり毎日の食生活の内容なので、その内容を栄養療法的にどうしたら
改善できるかのポイントを、これからお伝えしますね。

分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法の最大ポイント2つ

オーソモレキュラー栄養療法のポイントはいくつかあるのですが、
その中の最も重要な大前提を挙げると
糖質を制限し、タンパク質をたっぷり摂る
ということになります。

で、この「糖質」とは、砂糖や蜂蜜やその他のスイーツだけでなく、
炭水化物全般――つまりご飯、パン、麺類といった主食や、
せんべいやスナック菓子といったデンプン関係全般を意味します。

現代生活を送っていると、よほど意識しない限り、
飲み食いするものの大半が糖質中心となり、
タンパク質やビタミン、ミネラルが慢性欠乏状態となりがちです。

それでいてカロリーオーバーになり、肥満や糖尿病など各種生活習慣病に
なるだけでなく、タンパク質やビタミン・ミネラルの不足があると
血糖値が安定せず常に上がりすぎたり下がり過ぎたりしがちなので、
それに伴うさまざまな精神症状をきたします。

精神症状とは落ち込み、不安、イライラ、焦燥感、絶望感、悪夢などです。
また身体症状としても頭痛、めまい感、しびれ感、脱力感、倦怠感、疲れやすい、少し食べるとすぐもたれる、皮膚や粘膜が荒れやすい、生理痛、
冷え性、などなど、さまざまな不快症状が出やすくなり、治りにくくなってしまいます。

しかし標準医学ではごく表面的な栄養状態しか調べないので、
こうした不調の背景に慢性栄養欠乏があることは、
現在でもほとんどの医者は知りません。

このため、通り一遍の血液検査をして
「異常ありませんね。気のせいでしょう。
精神安定剤でも出しておきますよ」
などということになってしまい、治療に結びつかないのです。

では具体的にどのように食生活を改善するかですが、まず
毎食 肉・魚・卵といった動物性タンパク質をしっかり摂る。

大豆をはじめとした植物性タンパク質もいいのですが、
植物性タンパク質は動物性に比べて吸収率が半分程度なので、
実質的に同じ量を入れようと
したら、倍の量を食べる必要があります。

なので大豆製品を摂る場合にも、例えば納豆に生卵を混ぜるとか
冷奴にしらす干しや鰹節、あるいはシーチキンなどをトッピングする、
レトルトのサラダチキンを一口大に切っておいたものを
冷蔵庫に保存しておき、味噌汁の具に必ず加える
といった工夫をすると良いでしょう。

患者さんに食生活のアドバイスをすると、よく
「肉や魚は結構摂っている」といわれるのですが、その内容を聞くと
「肉野菜炒めの具の1つとして」とか
「肉まん」を食べている、とか
「コンビニレジ脇のフライドチキンやフランクフルトソーセージを食べている」、あるいは
握り寿司パックや巻きずしパックを買ってきて食べている、
ということが多いです。

食生活の現実的な改善法のコツ
【外食、コンビニ中心でも改善できる】

しかしこれでは肉や魚の量が全然足りず、一方でご飯や小麦粉の量が多く、
おまけに揚げ物はカロリーオーバーになるので、お勧めしません。

意識して取り入れていただきたい食生活パターンは、
例えば以下のようなものです。

朝は、軽くでも良いのでタンパク質中心に食べる。
例えばゆで卵1個とか、ベビーチーズ1個、あまり甘くしていないカップヨーグルト1個などです。
逆に、ゼリー飲料は糖分たっぷりなので、避けましょう。

昼は定食形式のメニューを選んで食べ、できればご飯は少し残す。
市販の弁当を食べるならばご飯は少し残し、代わりにゆで卵や
カップ茶碗蒸し、カップヨーグルト、ベビーチーズ、
味付けしていないミックスナッツや煎り大豆を追加して食べる。

間食でお菓子やスナックを食べず、小腹が空いたら
さっき述べたような追加食品をここでも追加して食べる。

夕食も定食メニュー、またはそれを意識した食べ方を工夫する。
夜食は摂らないか、摂るとしたらこれもタンパク質で。

というふうに、徐々にで良いので自分を習慣づけていきましょう。

なお、飲み物も落とし穴です。
先日も、食生活の改善も運動もかなりしっかりしている患者さんが、
それでも疲れが取れにくいとのことなのでよくよく聞いてきると
砂糖入りドリンクやジュースを、毎日1リットルも飲んでいる
とのことが判明しました。

たとえ果汁100%のジュースでも、野菜ジュースであっても、
甘みを感じるということは糖分が含まれているということであり、
しかも食べ物で摂るよりも
一気に体内に吸収されて血糖値を乱高下させてしまうので、止めましょう。

どうしてもジュースを飲みたいなら、食後のデザート代わりに、
一日200mlまでとすることをお勧めします。
コーヒーや紅茶飲料も同様です。極力砂糖なしにしましょう。

またよく、午後の眠気に悩まされる人の話を聞きますが、
こうした人の典型的な食生活は
朝食は抜き、昼はラーメンとかおにぎりやパンのみ、
夕食は遅い時間にドカ食い、ということが多いです。

これだと糖質過剰でタンパク質不足なので適度な血糖値を保ちにくく、
一日の後半に眠気やだるさを感じやすくなります。

ちなみに毎食、主菜といえるほどの肉か魚か卵のメインのおかずを食べても、
一日の必要量のせいぜい7割程度を摂れている人が大部分です。

実際の必要量はあなたの体重や、毎日の活動量によっても異なるのですが、
その辺りの詳細は私のブログ「深層心理アートで自己ヒーリング ハート&アート」の無料メルマガにご登録いただくとその特典として読めますし、
メルマガ登録しない場合は有料原稿としてダウンロード購入もできます。
リンクを動画下の概要欄に貼っておきますので、ご関心のある方は参照してくださいね。

書籍としては、以前私も『精神科医の栄養療法』という本を出したのですが、現在手に入らないので、先程お伝えした新宿溝口クリニックの院長の溝口徹先生や、廣瀬クリニックの廣瀬久益先生の本が一般向けでわかりやすいので、読んでみられると良いでしょう。

タンパク質をはじめとする栄養素が十分体内に入ると
身体が楽になるだけでなく、ストレス耐性が上がるので
たとえ同じようにストレスが続いている中でも気分が前向きになり、

熟睡でき、意欲や行動力も増し、楽観的になり、
意識もクリアーになって判断力も上がるので、
自分で現実を良くしていく力も強まります。

また、過剰に人目を気にする過敏性も和らぐので
対人コミュニケーション力もついてきます。

良い情報や、愛情やサポートは人からくるものなので、
対人関係力が上がると、あなたの人生全般がレベルアップできるのです。

ぜひ、栄養の本当の効果を実感してください。

<オーソモレキュラー栄養療法をしているクリニック>
新宿溝口クリニック
↑オール自費です

新宿OP廣瀬クリニック
↑基本は保険診療のメンタルクリニックですが、
希望者は自費でクリニック推奨のサプリを買うこともできます

<参考図書>
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』 
↑ビタミンD、ナッツの効果が詳しく書いてあります

『【最新版】「うつ」は食べ物が原因だった!』
『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 』
↑溝口徹先生の本

『完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方』 
↑廣瀬久益先生の本

『オーソモレキュラー医学入門』
↑より本格的にオーソモレキュラー栄養療法を学びたい方向け

<サプリ通販サイト>
iHerb 

(有料原稿説明ページ)
「うつ、不安も食事で改善できる【新型インフル対策にも!】」 

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。