「ぼんやり時間」があなたを健康にし、創造性を高める

前回の記事「スマホ依存」のあなたの心の中はゴミ屋敷?!では、スマホに行動も心の中も制御されてしまうとそれは依存症であり、人としての幸福感も、社会人としての生産性も低下してしまうことや、その改善法をお伝えしました。

では逆に
「余計な入力を排除して脳の本来の創造性を発揮している状態」とは?ですが、
それについての研究も最近、いくつも出てきています。

この本来の脳の状態を
「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」
といいます。

よく、銀行がATMのシステムをメンテナンスしたり
バージョンアップするために、連休の数日間を使うので、
この間は一切の受付はできなくなります、といった
告知がホームページに載っていたりしますが、

システムのバグをチェックしたり、改善したり、
プログラムが正常に機能することを確かめたりするには
その間、外部からの余計な刺激は断っておく必要があるわけです。

脳でもこのような「システムメンテナンス」は
定期的に行う必要があります。

そして日常的なメンテの時間がまさに毎晩の睡眠時間であり、
この間は一切のインプットを断って内部調整に集中する必要があります。

ところが
・睡眠時間が6時間未満
・睡眠時に光(常夜灯程度でも)刺激がある
と脳が十分に休めず、

したがってメンテも不十分なまま
翌日以降を生きねばならなくなります。

日常的に睡眠時間が3~4時間しか取れていないと、
覚醒時間に得た知識や記憶の半分程度が
「容量オーバー」につき処理を断念され
捨てられてしまうことが、わかっています。

つまり睡眠時間を無理に削って
受験勉強や、ノルマの仕事を必死でこなしても
その記憶は短期しか脳に留まらず、
あっという間に消えてしまうのです。

つまり、無駄な努力だったということに。

。。。。。。

また気分や意欲、記憶力といった、
人としての人生の質に欠かせないものが損なわれ
不本意な暮らしを送ることになるリスクが
増えてしまいます。

というのも最近の研究で、DMNが非常に大切であり
その機能が低下してしまうと、うつ病や認知症のリスクが高まる可能性が指摘され始めているのです。

特にアルツハイマー病では
デフォルト・モード・ネットワークと認知症

にあるように、

①DMN の機能を司る部分と、アルツハイマー病の人で機能低下してしまっている部分がほぼ一致する
→つまりDMN が低下している人は将来アルツハイマー病になる確率が高い

DMNを刺激する生活プログラムによって、
既にアルツハイマー病になっている人でも、残存能力を最大活用することも可能と考えられますので、ぜひ普段から
DMNを自分の中で意識していただければと思います。

具体的には上記の絵ページにもありますが

・外出し、自然の中で過ごす
・夕日、青空、木々などを眺めたり、
自然音を聞いたり、気温や匂い、味などを感じる
・マッサージや筋トレなど、
 身体を意識した活動をする

といったことが、脳のDMNを
刺激・活性化してくれるのでお勧めです。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。