姿勢や表情があなたの精神状態を作る

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うつ状態を改善するには抗うつ薬や正式な心理カウンセリング(認知行動療法など)がよくメデイアで取り上げられますが、個人が日常生活を送りながら取り組み、良くしていく手段は実はいろいろあります。

人の心は脳が生み出していますが、脳も肉体なので、肉体を刺激することで脳神経細胞が活性化し、気分改善する脳内ホルモンを分泌させ、実際に心理状態も変わるのです。

今回はそのための2つの方法をご紹介しましょう。

1)特定の姿勢を2分間続けると、それに応じた感情状態になる

このように、先に身体を「大きく、解放的に、リラックスささた」姿勢にすると、それに応じた感情状態になっていくのです。

2)「笑いの止まらない人生」を送りたければ、まず笑おう

働き盛りの、ある会社員が仕事で消耗しうつ病になり、休職となりました。

この方の場合、症状の主なものは 落ち込み、不安焦燥感、意欲・集中力低下、そして初期は不眠もひどく、消耗しておられました。

自宅療養するようになってから不眠は解消したものの、簡単なことでも理解力・集中力が低下しており、「頭が回らない」「考えがまとまらない」状態。

そうすると「こんな有様で本当に復職できるようになるのか」とつい考えてしまいますから、ますます焦りが増し、落ち着いて考えられない…という悪循環でした。

そこでこの「笑顔療法」を助言したら早速実行してくださり、2週間後に再来時には自覚症状が改善し始めており、その後の観察でも順調に回復しつつあります。

笑顔療法とは簡単で、日に何度も笑顔になることです。

この時のコツとして、以下があります。

・作り笑顔で構わない。

つまり、おかしいとか楽しいとかの感情をともなわなくてもOK

・声を上げて大笑いするほど、またその時間や頻度が増えるほど効果的。

※インド人の先生が開発、指導している「笑いヨガ」は、特にこの「意図的に大笑いする」を技法として重視しています。

・面白い動画を選んで見るなど、実際に面白い/楽しいという感情を感じられればなお良い。

・以下を組み合わせると更に効果的:

①朝日を浴びる、

②散歩など屋外での歩行、

③朝食(特にしつかり噛むもの)を摂る

ではなせ、上記のような方法がうつ病の改善に有効なのでしょうか?

人は脳内ホルモンにより、さまざまな精神状態になります。

その代表は「セロトニン」で、これは癒し、リラックス、その結果としての意欲改善作用があります。

ちなみに、ここ30年で盛んに開発されてきた新世代の抗うつ薬「SSRI」は、脳内でのセロトニンの代謝を効率化することにより気分を改善しようとする薬です。

で、そのセロトニンは、朝日を浴びること、笑顔やリズム運動(歩行、咀嚼を含む)で分泌が活性化されることが、最近の研究でわかってきたのです。

詳しくは以下の書籍に詳しいので、興味のある方はご参照下さい。

樺沢紫苑著
『ブレイン・メンタル強化大全』
『脳内物質仕事術』
『人生うまくいく人の感情リセット術』

(追記)
その後、わかりやすい動画を見つけましたので
これも貼っておきますね。

・作り笑顔でも10秒で、脳内・体内代謝が変わる
・笑顔による頬筋肉の発達で「福相」になり、
気分も対人関係も改善し
その結果、実際に開運しやすくなる

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。