ピンクは「理想の愛情関係」

ピンクはに白が入ったものです。

「赤は生命力」でも述べたように、
赤色は強いエネルギー(特に物質的、肉体的)、衝動性、積極性/攻撃性/行動力 といったものを表します。

一方で「モノトーンは光と闇を表す」の中にある通り、
白は完全さ、潔癖性、清浄/聖なるもの、といった意味。

この2つの色が合わさったピンク色は、したがって
「対象に対して、強い思い入れ、理想を投影した愛情」
ということになります。

典型的には1対1の恋愛、しかも初期の、燃え上がるような感情状態。

「私はこの人と出会うために生まれて来たのだ!」
「この人さえいれば、もう他に何もなくてもいい!!」
という、一点集中の愛、いわゆる「恋は盲目」「ロマンティック・ラブ」状態です。

(2人が同時でなく、片方だけ極端に盛り上がってしまうと、それは下手をするとストーカー状態になってしまいますが。)

味覚でいえば甘々でふわふわな綿菓子や、果物やクリームで華やかにトッピングされたパフェのようなもの。

つまり相手に「自分の理想の愛情関係をくれる人物」というイメージを投影しているのであって、現実の相手を見てはいません。

相手を――そして自分たちの恋愛関係を「理想の関係」と感じ、夢中になり、「それまでの自分には欠けていたものを補ってくれる最終回答が現れた」と感じて、依存します。

この「ピンクの魔法」が効いている間は、それまでの自信のなさや自尊心の低さ、生きる目標のなさが大幅に緩和され、「この人と共に生きていくことこそが私の人生の目的だ!」と感じることができ、世界が輝いて見えます。

しかし実際のところは真実の相手を見ているわけではないため、
共に過ごす時間が増えるに連れて、「理想」とは違う相手の様々な言動に気づくようになり、幻滅・怒り・失望に早変わりしてしまうのです。

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ちなみに、特定の相手に対する愛情/愛着を示す色として、以前オレンジ色も挙げましたが(「オレンジは人情の色」)、
オレンジ色の場合は恋愛というよりは主に同性同士の親友関係、非常に近い価値観で結ばれ特定の目標を共に達成しようとする仲間・同志などの関係です。

特に人格が発達途上の、10~20代で強まりやすく、時にはその親友と衝突しながらも何とか相手を理解しようとし、自己主張もし、関係を壊さず少しずつ成長させながら長く続けよう、とするような関係性です。

小説『走れメロス』などが、そのイメージですね。
「この親友関係への信頼のためなら、命をかけるのだって惜しくない」
というような。

(最近の若者世代では、相手とぶつかってでもそれを乗り越えて、互いをもっと理解しよう、理解してもらおう、一緒に成長していこうという意思を持つ割合がかなり低下してしまっているようですが・・・。

こうした心的エネルギーを体当たりで体験するという経験を回避する人が増えた分、若い世代では
・SNS 上での広く浅いつながり
・自分一人で誰にも相談せず過食嘔吐したりリストカット
・アルコールや薬物に依存する
などの方向性にハマってしまう人が増えているように感じます。)

一方でピンク色は、確かに10歳前後からその芽生えはあるでしょうが、
より性衝動の影響を受けており、2人の関係性の先には当然のように性行為や結婚のイメージがつながっています。

確かに、ホルモンの後押しも含めての衝動性がなければ、
住み慣れた親元から飛び出して、見ず知らずの他人と深い関係になる(しかもしばしば、かなり短期間で)なんて、通常だったら危険に感じ過ぎてとても踏み出せないでしょうね。

「生命力(赤)」と「理想の投影(白)」の合わせ技だからこそ、可能なことなのです。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。