オレンジは人情の色

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以前の記事「赤色は生命力」「黄色は平等な愛」の流れで出てくる結論ですが、
オレンジ色は人情、濃い情感を表します。

赤色が個人の好み、生命力、行動力を前面に押し出し、
黄色は周りの不特定多数へのまんべんない愛情。

オレンジ色はその中間で、
「自分が好きで、気が合う相手にのみ向けられた愛情」
となります。
当然そこには好き嫌い、偏り、えこひいきがベースにあり、
しかも本人たちはそれこそが「正しい」「当然」と感じている世界です。

典型的なのは
・家族、親しい親戚関係
・親友、恋人関係
・趣味や価値観の共通した「仲間」
・同じ宗教や政党の支持者
といったものです。

あと、内面的には必ずしも強く結びつきたくないが、半ば強制的に同調させられているような関係も含まれるでしょう。
例えば町内会や、子供の学校のPTAの他の親たちとの関係などです。

これらの人間関係では、特に初めてでその集団でのルールがわからない段階では、誰かが手取り足取り教えてくれるし、他の先輩たちから守ってくれたりして保護されるので、大切なものです。

しかし長くそこにとどまっていると、自分が個人として感じたこと、疑問に思ったこと、始めたい行動を阻止しようとする力が働くことが多く、息苦しくなってくるというデメリットも感じがちになります。

つまり個人の力がまだ弱い時期には保護的に働いてくれるが、
個人の意思が強くなり独自の方向性を歩もうとすると、その成長を阻止する力として作用してしまうのです。

特にその組織が数年、数十年あるいはそれ以上続いているような場合には、それが顕著となります。

古い家系や町村、宗教団体や政党が頑なになると若い世代が逃げ出していくのは、この拘束感が重荷になるからですね。

また家庭内では、思春期になった子どもたちが、親との時間よりも親友・仲間・異性との時間や行動を優先するようになる頃に、親の方がそれ以前と同じ距離感で「教え、導こう」とすると、うっとうしがられ、反抗されますが、これは親が作った「家庭という重力圏」を子供が突破しようとする心の自然な成長過程による反応です。

なので子供がこうした反応を示すようになったら、親も徐々に子供への握力を弱めていく必要があります。

ここで親が「子育て」を自分の社会的役割(アイデンティティー)の主なものだといつまでも位置づけていると、子供の正常な成熟を阻害するだけでなく、親自身のライフサイクル進行(育児期が終わり、再び夫婦2人の関係性や、自身の晩年の生きがい、価値観、ことに死生観に向き合うこと)から目をそらすことになってしまいます。

すると

・子供が長期間引きこもってしまい独立できなくなる
・親が、自身の死について正面切って考えることができなくなる
その結果、何のために生きているのか見えなくなり、ただ目の前の雑事を日々こなしているだけ

となりかねません。

自分が保護してきた対象が成長してきて、離れていきたそうにし始めたら、段階的に手放してあげましょう。


その際にも、色が助けになります。

過剰なオレンジ色の力を弱め、ニュートラルに近づけるには、空色(水色)を取り入れることが役立ちますので、活用してください。

・自宅など長く過ごす場所の壁紙やカーテンを水色にする
・水色のを取り入れた服装をする
・よく使う小物に水色を使う(典型例として、スマホカバーやアクセサリーなど)

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。