幸運を招くのは決断と行動、不運になるのは迷って行動しないから

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どんな「引き寄せ」の本を読んでも、どんなに人気のある
「自己啓発セミナー」に参加しても、
持続する変化を自分に起こせる人は読者(参加者)の5%だけ
といわれます。

その理由は、ほとんどの人は自分の現在地に不満を持ちつつも、
一歩踏み出して、新たな環境に自分を追い込んだり、
新しい体験を積むことを恐れるからです。

例えば現在の職場環境が劣悪で自分を抑圧し、
ダメにしてしまうものだと気づいても
「転職が上手くいくかわからないから」
「転職先でもまた問題が起こるかもしれないから」
などと理由づけして、結局行動に至りません。

あるいはちょっとだけ調べたり行動してみるものの、
すぐに思うような成果が現れないと、
簡単にあきらめてしまいます。

今までと違った環境に入ったり、そのための
行動をするのは、確かに勇気が要ることです。

もしかしたら、行動する前よりももっと
「悪い」ことが起こる可能性だってあるわけですし。

しかし実際のところは、何か行動して予想/期待した成果がすぐに手に入らなくても、それは「失敗」ではない、という認識を持てるようになることが、その後の人生を成功させるためには必要なマインドセットなのです。

このことはこれまで数多くの成功者たちが体験的に、
かつさらに彼らの先輩たちから学んで来た重要なポイントです。

このマインドセットさえ身についていれば、
途中で過酷な時期を経験していても、
「この体験をしているこの時期にも意味があるはずだ」
と信じて、その体験の中でこそ学べることを吸収しようとします。

その結果、本当に人格が成熟したり、試行錯誤から手に入れた
経験値で仕事のスキルも対人コミュニケーション力も向上して、
その後の人生に貢献することになる
のです。

よく、
「自分がやりたいことがわからない」
「天職が何か、わからない」
という人がいますが、そんなもの、

あれこれ実際に行動して経験して初めて
自分に合う、合わないの感覚が少しずつわかってくるものです。

だから極論すれば、最初にどの会社に入ろうが、誰と結婚しようが、
「間違い」ではありません。
それぞれの選択肢から続く道においての、
それぞれの「学びのコース」があるわけですから。

その会社/伴侶との関係を通して、自分の価値観、
どうしても大切にしたいもの、逆にこれは切り捨てても
構わないと思えるもの・・・
それらは実体験の中で、徐々に実感を伴ってわかってくるものなので、
そこから(必要なら)進路変更していけばよいのです。

「自分はもう、いい年だから、進路変更の失敗は許されない」
などという人もいますが、

あの「ケンタッキー・フライド・チキン」の創業者
カーネル・サンダーズだって、60代に入ってから
初めての起業でフライドチキンのスパイスレシピを売り込み始めました。

しかも最初の1000社くらいはほとんど門前払いで、
まともに話も聞いてくれなかったそうです。

電球を発明したエジソンも、フィラメントとして適した素材=竹に
行き着くまでに1万種以上の物質を試しては失敗し・・・
それでもあきらめなかったからこそ、
新時代を作る発明を成し遂げることができたのです。

進路とか伴侶とかいう以前に、精神症状に阻止され、
行動できないという人もいます。
例えばパニック障害に悩む人がそうです。

最初のきっかけは混み合った電車の中でパニック発作に見舞われ、
死ぬかというほど苦しい症状を経験。
その後、内科的には異常ないといわれ、心療内科で
精神安定剤などの薬物療法を受けることになる人が多いです。

ただ、薬は辛い症状を一時的紛らわすものに過ぎません。

本当に克服するには、発作を起こすような環境に再び近づいても
発作を起こさない、あるいは起こしても上手くやりすごす
精神的・身体的スキルを学び、繰り返し訓練し、
身につけていかなくてはなりません。

パニック障害で問題となるのは、特定の環境
(混雑した公共場所など)で起こす発作そのもの以上に、
「電車に乗ったらまた発作を起こすのでは」という予期不安と、
その予期不安のせいで必要な行動を回避してしまうこと
(例えば外出せず引きこもり、社会人としての役割を果たせなくなる)です。

パニック発作を克服するために必要なことは、
苦手だと感じる環境に少しずつ段階を踏んで自分を暴露し、
その刺激に自分を慣らして、強くしていくことです。

これに向き合い、きちんとやりとげない限り、その人はパニック障害に
「負けた」人生を送ることになってしまいます。

「日々、とりあえず新しいことは避けて
安全地帯にだけひっそりと暮らしていれば、人生なんとかなる」

という時代は、20世紀で終わりました。

2019年現在でも
・トヨタ自動車社長が「終身雇用は今後は無理」「今後は新卒よりも中途採用の即戦力を重視して採用していく」と発言
・みずほ銀行がシステムバージョンアップに伴い、今後1~2万人規模の解雇を予告
・富士通、カシオ、NECが45歳以上のリストラ計画を発表
・キリンが過去最高益を出したタイミングで大型リストラ計画発表

数年前から、「AIの台頭で、今後10~20年で職種の大半が
人の手から奪われる」といった研究が発表され世間を賑わせていますが、
AIの普及を待つまでもなく、既に終身雇用は神話化し、
年金制度はあてにできなくなり、社員として
長期安定してくらせるという人の割合はどんどん減っています。

第一それ以前に、加齢とともに誰でも体力も記憶力も
(よほど意識して鍛えていなければ)低下していくわけですから、
以前はできていた仕事も効率が落ち、後進の若者たちに取って替わられる・・・というのは自然で、止めようがない流れです。

なので、加齢に負けないくらいに 新たなスキル、人脈などを生涯にわたって
耕していかないと、物心ともにジリ貧になっていく
のは、自然の摂理ですね。

そういうわけで、健常人がより充実した、
生きがいある人生に進んでいくためにも、あるいは
メンタル不調の人がそこから脱出して健常な生活を送るためにも、

「コンフォート・ゾーン(自分が慣れ親しんだ環境)」
からあえて踏み出して自分を成長させていくことは、必須
なのです。

毎日の生活の中で、ほんのささいなことからでも良いのです。
「新しいこと」「初めてのこと」「慣れない、苦手意識のあること」
を取り入れてみましょう。

最初はわずかなことからで良いのです。

例えば週1回だけは、いつもと違う通勤電車に乗る、
あるいはいつもと違う車両に乗る。
昼食を、いつもと違う店で食べる。
といったことからでも良いので。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。