「習慣」が「運命」を変える

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時に、

「自分は家庭が貧乏だったし、親が子供を
理解しようという気がなくてひどい幼年期だった。
こんな不運な生まれなんだから、
多少がんばったってたかが知れている。
ついてないや」

などという人がいますが、
両親のあり方や、遺伝子さえも、
数十年前まで信じられていたほど
決定的なものではなく

・子供の性格への親の影響は10%で、
 性格の50%は遺伝子で決まる

・その遺伝子さえ、遺伝子内容を
 ON/OFFに切り替える「スイッチ」が
 別途ついており、自分で訓練によって
 後天的に切り替えることができる

といった事実が判明してきています。
つまり

「確かにこれまでは(特に未成年期までは)
遺伝子や家庭環境の影響が大きかった。
しかし大人になった今、
自分で自分の性格も行動も運命も変えられるし、
その責任も自分にある

ということになります。

学歴が中卒で、幼少時虚弱体質でありながら、
その後独自の健康食品事業などで数年間
「納税額日本一」を達成したことで
有名な斎藤一人氏も

「麻雀やポーカーで、最初に配られた牌(パイ)や
カードが良くないと文句を言っている奴は勝てない。
その牌から いかに工夫して有利な牌を
手元に集めるかで、勝敗が決るんだから」

といった内容のことをかつて言って
いましたが、まさにその通りなのです。

では人生において
「有利な牌を集める行為」とは何でしょうか?

それは「習慣を変える」ことです。

習慣が運命をコントロールする

習慣と開運、その後の人生の明暗分かれ方については
以前の記事(※1、※2)にも書きましたが
(末尾ご参照)、
今回はまた別の切り口から

「いつのまにか身についてしまった不利な習慣を
意図的に『上書き』することで、
より良い運の流れに乗る」
ための方法をお伝えしましょう。

それは「超常刺激を避ける」ことです。

「超常刺激」とは、人間の脳の処理の限界を超えるような
過剰な刺激(及びそれを与える物)です。
代表的なものが大量の糖質・塩分・脂肪分

昔、人間が野生の中で生きていた頃、
こうしたものは滅多に手に入らない貴重品でした。

甘くて高カロリーなもの、味の強いものなど
ほとんどなく、一日中動き回って
ようやく、生き延びられるだけのカロリーや
栄養素を手に入れていたのです。

なので、まれに入手できると一気に摂って
体内に確保しておこうという心理が働き、
またそうしても支障が起きるほどは
頻繁に入手できませんでした。

ところが現代では糖分・塩分・脂肪分が高い食品だらけで
逆に運動量は激減し、そのために
摂りすぎた糖分・塩分・脂肪分による各種生活習慣病が
健康寿命を短縮してしまっています。


わかりやすい例でいえば、例えばサツマイモを食べるとき。

例えば山で遭難したとかで、手元に生のサツマイモしかなく、
しかも生でかじるしか、生き延びる手段がない
環境だったら、どうでしょう?

美味しくはないが、カロリー補給のために
必要最低限だけ食べますよね。
故に、過剰に食べてしまうということはない。

では次に、石焼き芋ではどうでしょう?

すると、生の時よりははるかに美味しいし、
消化も良いけれど、ある程度満腹になったら
もうそれ以上過食しようとは思わないですよね。

なぜなら味が薄く単調なので、すぐ飽きるから。
それをがまんしてまで
更に食べ続けたいとは思わないでしょう。

ではこれに砂糖とバターを混ぜてコッテリさせたり(「スイートポテト」)、
素揚げ後、砂糖シロップをまぶしたり(「大学芋」)
したら、どうでしょう?

さらにはるかに美味しくなり、
これまでの2種の食べ方よりもはるかに食が進むでしょうし、

場合によっては、他の物で既に満腹になっている場合でさえ
「目先が変わって、美味しそう」「甘味は別腹」
などの衝動にかられ、余計に食べてしまう可能性も高いでしょう。

実際、上記と同様の実験をニホンザルで行なった研究でも
加工度が増して「美味しく」なったサツマイモほど
サルが食べた量が増えたことが報告されています。

このように、糖分・塩分・脂肪分がてんこ盛りになった
現代食は、従来の脳がコントロールできないほどの
強さと量の刺激(=超常刺激)を持ったものがほとんど。

その代表格が「ジャンクフード」です。
特に子供時代に日常的にファーストフードを食べさせていると
カロリー過剰による各種生活習慣病のみならず、

体内に慢性炎症を生じさせるため、
アトピーやアレルギー性鼻炎、気管支喘息などの
疾患を増やすことがわかってきています。
(Harvard Medical School のブログ
“Harvard Health Publishing” 等から原論文にアクセス可能。)

また、超常刺激はジャンクフードの他に
・インターネット(特にSNS)
・ポルノ 
・ブルーライト(日没後に使用した場合)
にも強く存在します。

そして超常刺激は大脳の灰白質に変化を起こし
麻薬並みの依存性を形成することが判明しています。

超常刺激から短時間で脱出できる
裏ワザ的方法

超常刺激から離脱しやすくする(自己コントロール力を増す)には運動、
特にHIIT(High-intensity interval training,
高強度インターバルトレーニング)
と呼ばれるものが特に有効なのですが、

今回その中身に入ると長くなってしまうので
下記情報を参照していただければと思います。

参考になる動画を2つ貼っておきます。
特に1つめは、女性でも、あるいはマンションなどで
跳躍などしにくい環境でも取り入れやすいので、お勧め。

次は、もう少しだけ負荷を増やしたもの。

 

<以前の記事>
※1)行動、特に新しい行動を取るのを習慣化することがが開運につながる:
「開運」したければ「心」を変えよ、「心」を変えたければ「行動」を変えよ。そのコツとは
※2)レジリエンス(ストレスにへこたれない力、逆境から立ち直る力)
について:「反省」のし過ぎは不幸をもたらす

 

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。