「イメージ」があなたの現実を作る

・スポーツ選手が「イメージトレーニング」をして試合に勝つ。

・セミナー講師などが「自分がイキイキと講演し、聴衆に喜ばれている姿」をありありと予めイメージで思い浮かべて実際に成功率を上げる。

・「引き寄せの法則」で、自分が理想の仕事や経済状態、パートナーに恵まれている様子をイメージをして実際にそれを手に入れる。

・・・といった話や手法を、あなたも聞いたことがあるかと思います。

昔からこうした「イメージの力」が、実際の現実を引き寄せるというのはいわれてきましたが、最近では脳科学・心理学・量子物理学的にもそれを裏付ける発見が次々となされ、もはやイメージングは「単なる気休め」レベルではなく「現実的に生産性を上げる方法」として非常に有効であることが、世の人々の間にも徐々に広まって来ています。

ただ、そうした手法が、日常のちょっとしたこと(でも毎日関わるような、大切なこと)にも十分「使える」ことを、まだまだ多くの人は知らず、そのために思い悩んだり、不便したり、自己評価を下げてしまい、落ち込みや不安やイライラに苛まれている人が後を絶ちません。

例えば対人関係。

・現在の職場に、いつも自分を不当に叱責する上司がいる
・家族(夫、子供、姑e.t.c. )の言動が気にさわる、イライラする

といった場合。

心理学的には、「全ての対人関係は相互関係」なので、そうした相手が身近に居続けることには自分側のコミュニケーションスキルにも大いに要因があるのですが、ここでは「自分ができるイメージング」という観点からご説明しますね。

例えば職場に特定の嫌な人がいる、あるいは複数いて、職場全体の雰囲気が悪いという場合には、職場に入る前に
「自分を白い光のカプセルで守る」イメージ
をすると良いです。
いわば、白い光のバリヤーを自分の回りに張る、ということですね。

こうすると、
(1)自分が守られているという安心感が出るので、リラックスする
という主観的感覚をまず感じますが、
そうしているうちに、不思議なことに
(2)実際の相手/職場の空気が徐々に和らぐ
というのを感じられるようになるでしょう。

もちろん、最初から100%成功するとは限りません。
でも何度もやってみるうちに上達し(イメージングもスキルなのです!)、
自分の内面でも外部でも(1)(2)のような変化を実感しやすくなるでしょう。

以前あるクライアントさんにこの手法をお伝えしたら、
まだ1度も試してもいないうちから
「もしも上手くいかなかったらどうすればいいんですか?」
と尋ねられ驚きましたが(※)
その場合には何度も、毎日、くりかえし練習すれば良いのです。
そうすれば、誰でも上達します。

スポーツだって、楽器だって、英語をはじめとする学業だって、初回からすらすら上手くいくことの方が珍しいでしょう?
メンタルな手法もまさにスキル(技術)なので、練習してナンボなのです。

(※)つまり、それほどまでにこのクライアントさんは普段から緊張や不安が強い人だったわけです。
このように慢性的に不安緊張が強いとその雰囲気(=エネルギー)が周囲に伝わり、なおのこと攻撃されたり、イライラされたり、ないがしろに扱われたりしやすくなります。

あと、天気や渋滞など、一見「個人がどう思おうと影響はないのでは?」と思われるものでも、自分がしっかりイメージングして、穏やかな内面でいると、不思議と現実面もスムースに運ぶことが珍しくありません。

例えば、出勤時間帯に台風が来て電車が止まりそうだ、あるいは止まった、という場合。

イライラしたり駅員に当たるようなことをせず、落ち着いて過ごしていると、
何かの順番待ちの列が複数ある場合に、自分の列が先に進んだり、しびれをきらした人が何人か自分の前から抜けてくれたり、自分の列の職員が親切だったり機転が利くなどして、最小のストレスで切り抜けられたりします。

また、例えば電車が止まり、その乗客が一挙に駅に溢れた時。

・このままもうしばらく待つか、別の路線に乗り換えるか?
・タクシーにするか?バスにするか?
・どの車両のどのドアの前に並んだら、次の電車ですぐに乗り込めるか(1~2本見送る必要なく)?

といったことを、とっさに判断して行動する必要があります。

そうした際に、直感的に最適な選択をできるかどうかは、

(1)その時いかに穏やかで冷静にいられるか(つまり不安や怒り、イライラといったネガティブな感情エネルギーに振り回されていないか)

2)普段から直感を活用して判断し行動し成果を上げることにある程度慣れている

という要素によります。

現代社会は「論理的、理性的」な思考力に重きを置きすぎ、直感力を軽視しているため、直感力を鍛えて上達させている人はそう多くありません。

逆に、成功者といわれる人はほとんど誰もが直感を重視し、
「(論理的には)理由はわからないが、なぜかこちらの方がよさそうだから」
と選び(しかも一生を左右するような大事な案件であればあるほど直感を重視します)、実際に成功と成長を手にしていくのです。

ではなぜ、「自分が考えた、感じたことが実現する」のか。
一言でいうと、脳は(第三者から見てもわかるような)客観的現実」と自分の心が作り出している「主観的現実」の区別がつかないからです。

例えば、レモンや梅干しを思い浮かべると実際に唾液が出ますよね?

それはつまり、実際に目の前にレモンがあるのと、イメージ上でレモンがあるのと脳が区別できず、同じ反応(唾液分泌)を引き起こすからです。

唾液よりも1000分の1とか1万分の1でも効果を発揮するホルモンや免疫物質なら、なおのことわずかな精神的変化で大いに影響を受けるであろうことは、想像に難くないですよね?

実際に、大笑いすると免疫細胞の一つ「ナチュラルキラー細胞」の血中濃度が明らかに増えるといった研究結果が、既に出ています。

また医療の分野でも「サイモントン療法」といって、自分の免疫細胞ががん細胞を攻撃するさまをありありとイメージすることによって実際にがんからの回復率を上げるという治療法があります。

イメージや、それに伴う感情は実際に免疫系やホルモン系、自律神経系に影響を及ぼすことで、結果的に健康状態を左右するのです。

そうしたことは数十年前から「精神神経免疫学(PNI)」「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」という学問で研究されてきましたが、
最近ではエピジェネティクス(直訳すれば「超遺伝学」)として、その科学的背景が解明されつつあります。

「エピジェネティクス」についてわかりやすくまとめられたページ例がこちら。
環境と遺伝子の間

ともかく、何をするにも、リラックスした状態に自分を保てることが非常に大事です。

先ほどはホルモンや免疫の話をしましたが、今度は脳波の観点から説明しますと、
リラックス時に出る脳波(アルファ波や特にシータ波といわれる、周波数の低めの脳波)が出ている時には脳内の海馬(記憶や位置情報に関与する重要な機能を持つ)が活性化されます。

その結果、様々な、一見無関係な情報を結びつけてアイディアがひらめいたり、直感力が冴えるため、自分ではその時まで思いもよらなかった判断や行動を無意識に行なうことができ、しかもそれが後から考えても最善の方法だったとわかるようなものなので、望んでいたものが手に入る・・・ということが起こりやすくなるからです。

「イメージ」の力を活用して、ぜひ望むものを実現させてください。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。