ナメられない自分になる方法

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ナメられない自分になるには【今日からできるエネルギー強化ワーク】

あなたには、心から信頼できる人が、何人いますか?
また、毎日の人間関係の質は、どんな感じでしょうか?

学生時代のクラスメイト、親になってからのママ友、
社会人になってからの同僚や上司との関係など、
人間関係はいろいろありますが、

「自分はいつもいじめられる、仲間はずれにされる」とか
「パワハラに遭う」
と訴える人がおられます。

もちろん、客観的に見てもブラックな企業の
気分屋で理不尽な上司に当たってしまった
という場合もあるでしょう。

しかしその一方で、同じ集団の他のメンバーはお互いに
そこそこ上手くやれているのに、
自分だけいつも目をつけられていじめられる、
と感じている人がいます。

で、そうした人の多くは子供時代、家庭内で
親からありのままの自分を認めてもらえず、その結果
低い自尊心がベースになってしまっていることが
とても多いのです。

それは、物心ついた頃から、
何をしても、親に、足りないところを指摘されるとか、
親が希望する「良い子」の条件、例えば

テストで何点以上を取るとか、
特定の学校に進学するといった結果を出さなければ
愛を与えてもらえなかった、という
環境で育った場合が多いですね。

つまり、「条件付きの愛」というものしか
経験したことがない、という人です。

また、親がアルコール依存症だったり、かなりの気分屋で、
さっきまで上機嫌だったのにささいなきっかけで
突然怒り出したり暴力を奮ったりする場合。

こんな親を見て、その身近で育つと、
「人間は、信用できないものだ」、
「うっかり本音を出したり油断していると傷つけられる」、
「だからいつも身構えていなければならないし、
たとえ人に何か褒められても本気にしてはいけない」
といった、人間関係が非常に辛くなる価値観
身につけてしまっています。

こうした人はいつも緊張し、
不安や不信感が強いので、
独特の落ち着かなさや、オドオドした雰囲気
をかもしだしてしまいます。

で、人間関係は「相互関係」でもあるので、
こうしたオドオドした雰囲気を発している人を見ると
相手は何となくそれを感じ取ります。

そして
「なんだこの人、ビクビクしていて落ち着かないなあ。
こっちまでソワソワさせられそうで、嫌な感じ。
あの顔を見ていると、なんだかムカついてきた。
よし、いじめてやろう。
どうせあんなに弱気じゃ、反撃もしてこないだろうし」

とナメられ、相手のストレス解消手段としての
ターゲットにされ、またまたいじめられる・・・といった
パターンが繰り返されてしまいます。

このようないじめられパターンの人は、どこかでそれを
意識的に断ち切らねばなりません。

で、本格的にそれをやろうとしたら、カウンセリングの中で
親との様々なエピソードを思い出し、自分のその時の気持ちを
検証したり、
親の性格がどうしてそんなふうになってしまったのかを考えたり、
自分の中で親をある程度許せるようになる・・・

といったワークが必要なのですが、
それはなかなか実行に移すのはハードルが高いですよね。

なので今回の動画では、今日から自分一人でもでき、
自分で自分を強められる方法をお伝えします。

一言で説明すると、それは「イメージング」です。
つまりイメージすること、イメージトレーニングですね。

人間の脳は面白いことに、物理的に目の前で起きていることと
心の中で創造した、いわばファンタジーを区別できない、
という特性があります。

例えば例えば楽しかったことにしろ、嫌なできごとにしろ、
そのことをありありと思い出すと、あたかも今
そのことが再度起きたかのように感情が動きますよね?

また、梅干しやレモンの写真を見たり、
その画像をありありとイメージングするだけでも、
実際に口の中に唾液がわいてきます。

このように脳は、イメージによって、気分のみならず、
実際に身体の反応としても結果を出してきます。

なので、この特性を利用するのです。

例えば出勤すると毎日顔を合わせる上司が気分屋で好き嫌いが激しく、
挨拶しても無視されるとか、
普通にホウレンソウつまり報告・連絡・相談しようとしても
いきなり叱責したり嫌味をいうばかりで、上司としてまともに
対応してくれない人だとします。

そんな上司なので、あなたは毎朝、出勤しようと思うだけで
「今日も理不尽に攻撃されるのか」と予想し、恐怖感や緊張が高まり、
吐き気やめまいといった身体症状まで出るようになっているとしましょう。

そうした場合、最終的には果たして今の会社に勤め続けることが良いのかを含めて進路を考える必要があるでしょうが、
とりあえずは、上司の攻撃から自分を守りたいですよね。

そういう場合には、家を出る前の段階で、
自分を強めるイメージングをします。

やり方はあなた好みで良いのですが、まずは軽く目を閉じて、
深呼吸を3回ほど行い、できるだけリラックスします。

そしてここで、上司の「攻撃」をできるだけ具体的なイメージとして
思い浮かべてみましょう。

例えば「意地悪な攻撃心」が、
真っ黒なナイフのようなイメージで浮かんだとしましょう。

そうしたら、自分側は、例えば
「金色に明るく光るバリヤーに守られていて、黒いナイフが刺さらない。
刺そうとしても跳ね返される。

そのうち、金色の光の熱にナイフが溶かされて落ちていき、
もう私を攻撃してくる力はなくなっている。

私は金色の暖かな光に守られているので、安心だ。
とてもリラックスしている。」

といった内容を、心の中でイメージします。
以上のプロセスで、せいぜい3~5分以内で済むでしょう。

このように短時間でも、ある程度イメージに集中できると、
イメージングを始める前よりも、いくらかリラックスし、
落ち着いた感覚になっていることに気づくと思います。

イメージングが済んだら、普段どおり出勤してください。
そしてできれば、会社の最寄り駅でトイレの個室に入るなどして
1人になれる時間と空間を確保し、
もう一度先ほどと同じイメージングをしておきましょう。

イメージングも繰り返し練習で強化されますから、
慣れるまでは日に3回以上は行なうことをお勧めします。

1回当りはたとえ1-2分と、短い時間だとしても、
1人になれるタイミングをみつけて何度もイメージするようにしましょう。

もちろん、1回や数回で上司が急に親切になるなどはありません。

それでも、あなたが毎日自己訓練し、イメージングによって
「自分は守られている、自分は強くなっている」
と少しずつでも感じられるようになることで、それに応じて
相手の感じ取り方も変わってきます。

相手は
「なぜかはわからないが、以前よりはこの人をいびりにくくなったなあ。
今日は、これ以上はもういわないでおこう。
なんだか、今いち面倒になってきたし」
と、自然に少しずつ、あなたへのネガティブな関わり方の
頻度や程度が減っていくことでしょう。

。。。。。。

ちなみに、スピリチュアルカウンセラーやヒーラーの中には

「まずは相手を許しましょう。
あなたがイメージの中で、相手を許し、
仲良く笑い合っているイメージをすることで、
本当にその人との関係性が良くなっていきます」

とアドバイスする人もいますが、
これは、相手や環境が変わっても
いつも自分だけが目の敵にされると感じる場合の人には、
お勧めしません。

理由は2つあります。

1つは、いじめられるタイプの人は、先程述べたように自尊心が低く、
そのため、自分の正当な主張や意見を表明するのも
「それは自己中心的で、身勝手だ」という、
偏った見方がベースになっていることが多いからです。

こうした人が「まず相手を許そう」とすると、それが
「自分を正当に自己主張する」という訓練から逃げるための
口実になってしまいかねないからです。

2つ目の理由は、割合は少ないものの、人間の中には
「サイコパスで、かつ、サディスト」
というタイプの人もいて、こうしたタイプの人は
あなたがいくら許したり、尽くしたり、親切にしようとも

ただその善意を利用しつくし、あなたを骨の髄までしゃぶり尽くして
捨てる、しかもそのことに何の良心の呵責も感じないどころか、
ワクワクとした喜びを感じてしまうからです。

こんな人達には、関わるだけ損です。
きちんと自分と他者の境界線を引き、自分を強く保つ、という
大事な課題を、あなたは最優先で実行し、身につけていきましょう。

なお、特に最初のうちは進歩というか、自覚できる改善というのは
非常に微妙なレベルなので、1~2ヶ月はなにも変化がないと思い、
挫折してしまう人も多いかもしれません。

そうならないように、この手法を使い始めた日から
簡単で良いので、日記というか、記録をとっておくことをお勧めします。

そして「今日は何時と何時に、上司からこんな批判を受けた。
それに対して、心折れそうになったが、すぐにトイレに行って
1人になり、イメージングをしたら、10%くらい気持ちが楽になった」
など、一日の終りに書いておきましょう。

夜は疲れているとか忘れてしまいがちという場合は、
帰宅時の電車の中とか、お風呂を沸かすのを待つ間の時間とか、
どこかに工夫をして、記録しておくことをお勧めします。

すると、3ヶ月とか半年後に、最初の頃の記述を見ると、
「あれ、そういえば最近は以前よりも難癖をつけられる頻度が
減っているなあ」
とか、
「いびられた後の、沈んでいる時間も少し短くなったかも」
などの違いが、見えてくるでしょう。

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ホリスティック(※)精神科医として、できるだけ薬を使わずメンタル改善する方法を様々に模索し、相談者にご提供してきました。このブログではその中でも特にアート(特に絵画療法)のエッセンスを通じてあなたが自己ヒーリングできるように工夫した情報を発信していきます。 ーーーーー ※ホリスティック:「統合的、総合的な」という意味。ここでは薬物療法オンリーの従来型精神医学の限界を突破するために深層心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)その他のスピリチュアル、アロマセラピー、そして精神症状を改善するエビデンスのある分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法を通じてメンタル不調を改善することを指します。